Androidのロック解除画面(パターン)でなぞった軌跡が残らないようにする方法
画面ロックの設定をしましょう
最近はかなりスマートフォンが普及してきましたね.これはガラケーにも言える話ですが,携帯電話を落としたりすると大切な情報が第三者に知られてしまう可能性があります.携帯電話には様々な情報が保存されていることはみなさんもご存知かと思いますが,すぐ思いつくだけでもこれくらいありますね.
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
- 誕生日
- 送受信したメール
- その他利用履歴
これらの情報は自分だけのものではなく,多くの場合は友人や仕事先の人のものもあるかと思います.もし携帯電話が盗難にあったりした場合,少なくとも画面ロックの設定くらいはしておかないと個人情報はすぐに漏れてしまいます.メモアプリ等でアカウント名やパスワードを保存することは言語道断ですが,万一そういうことをしていた場合,様々な被害が自分だけでなく他人にも振りかかることになります.
画面ロックの設定をしておけば,ある程度の被害は防げるかと思います(完全ではありませんが).夫や彼氏の携帯電話がロックしてあるからと言ってむやみに「浮気してるんじゃないの!!?」とか怒ってはいけません.立派なことだと褒めましょう.
パターンロックの設定方法
今回はパターンロックの話になります.表示されたタッチパネルの利点を生かしたとても便利なロック方法になります.Androidの場合,「ホーム画面でメニューボタン→設定→位置情報とセキュリティ→画面ロックの設定」の手順で画面ロックを設定することができます.今回はパターンについての話ですので,画面ロックがない状態からパターンを設定するまでのスクリーンショットを貼っておきます(時刻に整合性が取れていないのはご容赦ください).設定が完了すると,次回から画面OFFしたときにロック解除画面が表示されます.
また,「位置情報とセキュリティ」の項目の中の「パターンを線で表示」のチェックを外すと,ロック解除画面での入力時に入力した軌跡が表示されないので,パターンが盗み見されにくくなります.ただし,自分も入力できたかどうか分からなくなるので,「入力時バイブレーション」のチェックを入れてパターンを入力しているときに端末が振動するようにすることをおすすめします.すると,横で見ていても分からないが自分には入力フィードバックがあるのでロック解除しやすくなります.
指のあとが残りますよね
さて,これであなたのAndroidは画面ロックが設定されたので,むやみやたらに他人に触られて情報が流出する心配はないですね!・・・と言いたいところですが,パターンロックの場合,どうしてもロック解除時の指でなぞった軌跡が画面に残ってしまいます.
これではせっかく設定した画面ロックもすぐに破られてしまいそうですね.しかし,最近のスマートフォンはほとんどがマルチタッチ対応です*1.つまりは指でなぞらなければ良いのです.指でなぞる代わりに,指を2本使ってパターンを入力します.
入力の仕方としては,
- 指Aで1点目に触れる
- 指Bで2点目に触れる
- 指Aを離す
- 指Bを少し動かす
の繰り返しになります.すると,あら不思議!指でなぞっていないのにパターンの入力ができるではありませんか!この方法でロックを解除したときの画面がこちらになります.
どの順番で点を通過したのか分かりませんね!指でなぞったあとが残らないので,携帯電話が盗難にあってもロックが解除の正しい通過順序が分かりません!
問題点とか
この方法を使えばどの通過点をどの順序で通ったのかは分かりにくくなりますが,問題点もあります.
- 通過する点数が少ないとロックが破られやすい
- 片手でできないので面倒
- そもそもPINとかでよくね
1つ目の問題に関してはロックを解除した後,あるいは画面OFFした後に使っていない点の場所に指のあとを付けておくことで解消できると思います.下の2点に関しては,PINロックかパスワードをお使い下さいとしか言えません.
まとめ
- 携帯電話は個人情報の塊なので,画面ロックは必ず設定しましょう
- たとえ夫や彼氏の携帯がロックしてあっても怒ってはいけません
- パターンロックは便利だが画面に指でなぞった軌跡が残る
- 指を2本使うことで軌跡が残らなくなった
- よりセキュリティを強化したい方はパスワードを設定しましょう
*1:マルチタッチ対応でも動作しない機種があるようです.